2017. 01. 19
ベトナムBamboo boatの漕ぎ方講座(ベトナム・ハロン湾)
2016/12/25
この船の漕ぎかたを見て、何か気がつきませんか?
2本のオールを前向きで操作していますね。

でも、それだけではなかったのです!
(え~と、この先の文章は「船オタク」の人にしか興味ないと思います。
それでもよろしければ読んでみてくださればうれしいです。) ↓
2本のオールを使って漕ぐ船は、公園の池の手漕ぎボートから、オリンピック種目のボートまで、基本的には同じです。
次の動画はオールの動きが良くわかりますね。
水面下、わりと浅いところを後方に掻くように動かします。
水を掻く面は動く方向に対してあくまで直角に保たれています。
(第84回早慶レガッタ 学部対抗フォア1000m (審判艇からの映像)より)
これに対して、和船の櫓(ろ)の動きはまったく違います。
詳しくはこの「リンク先」の説明に譲りますが、
要するに、櫓(ろ)の動きはプロペラのような「揚力」で船を進めるのです。
だから、水を掻く面は動く方向に対して斜めに(迎角をもって)なっています。
で、このベトナムのBamboo boatですが、2本のオールを使って漕いでるので、
前を向いているとはいえ、オールの動きは手漕ぎボートと同じだろうと思ったら・・・
もう少しアップで撮ると・・・
分かりますか?
推進力は、オールが水中から水面への動きのときに生み出される揚力によって得られているのです。
漕いでるおばさんが力を入れているのは、前に突き出した手を「押し下げる動作」の時なのです。
以前から気になっていた「ベテツィアのゴンドラ」の漕ぎ方も、あらためてユーチューブで見てみると、
2本と1本の違いはありますが、ベトナムBamboo boatと同じような原理で漕いでいます。
(40秒過ぎくらいから手元の動きが分りやすいです。)
ついでに言うと、カヤックでも「グリーンランドカヤック」は同じような原理を使って漕いでいるといいます。
(我流ですが、私もこの原理をとりいれた漕ぎ方をしています。)
(リンク先)
以上で、船オタクの漕ぎ方講座は終わります。
次回は再びベトナム旅行記に戻りますね(笑)
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この船の漕ぎかたを見て、何か気がつきませんか?
2本のオールを前向きで操作していますね。

でも、それだけではなかったのです!
(え~と、この先の文章は「船オタク」の人にしか興味ないと思います。
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2本のオールを使って漕ぐ船は、公園の池の手漕ぎボートから、オリンピック種目のボートまで、基本的には同じです。
次の動画はオールの動きが良くわかりますね。
水面下、わりと浅いところを後方に掻くように動かします。
水を掻く面は動く方向に対してあくまで直角に保たれています。
(第84回早慶レガッタ 学部対抗フォア1000m (審判艇からの映像)より)
これに対して、和船の櫓(ろ)の動きはまったく違います。
詳しくはこの「リンク先」の説明に譲りますが、
要するに、櫓(ろ)の動きはプロペラのような「揚力」で船を進めるのです。
だから、水を掻く面は動く方向に対して斜めに(迎角をもって)なっています。
で、このベトナムのBamboo boatですが、2本のオールを使って漕いでるので、
前を向いているとはいえ、オールの動きは手漕ぎボートと同じだろうと思ったら・・・
もう少しアップで撮ると・・・
分かりますか?
推進力は、オールが水中から水面への動きのときに生み出される揚力によって得られているのです。
漕いでるおばさんが力を入れているのは、前に突き出した手を「押し下げる動作」の時なのです。
以前から気になっていた「ベテツィアのゴンドラ」の漕ぎ方も、あらためてユーチューブで見てみると、
2本と1本の違いはありますが、ベトナムBamboo boatと同じような原理で漕いでいます。
(40秒過ぎくらいから手元の動きが分りやすいです。)
ついでに言うと、カヤックでも「グリーンランドカヤック」は同じような原理を使って漕いでいるといいます。
(我流ですが、私もこの原理をとりいれた漕ぎ方をしています。)

以上で、船オタクの漕ぎ方講座は終わります。
次回は再びベトナム旅行記に戻りますね(笑)
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COMMENT▼
No Subject
初めて見ました!
何だか不思議な漕ぎ方ですね〜(笑)
初めて見ました。
こんな漕ぎ方で力が伝わるのですね。
ベトナム以外でも、この手の船はあるのでしょうかね(笑)
初めて見ました。
こんな漕ぎ方で力が伝わるのですね。
ベトナム以外でも、この手の船はあるのでしょうかね(笑)
Re: ホノムボーイさんへ
> ゆっくり進むには、これが良い方法なのかもしれませんね。
昔から伝えられてきたであろうやりかたなので、
おそらく疲れにくい合理的な漕ぎ方なんだと思います.
昔から伝えられてきたであろうやりかたなので、
おそらく疲れにくい合理的な漕ぎ方なんだと思います.
Re: Derekさんへ
> ベトナム以外でも、この手の船はあるのでしょうかね(笑)
2本のオールを前向きで漕ぐのは、地中海でもごく一般的な漕ぎ方なんですよ。
ゆっくり&長く漕ぐには、理想的な漕ぎ方なのかもしれません。
千鳥ヶ淵のボート場にでも行った時に、試してみようと思います(笑)
ちなみに、竹籠の舟は、日本書紀にも出てくるので、
竹の良く育つアジアでは古来そんなに珍しいものではないのかもしれません。
ハロン湾はとても静かな海なので、廃れずに残ったものなのでしょう。
2本のオールを前向きで漕ぐのは、地中海でもごく一般的な漕ぎ方なんですよ。
ゆっくり&長く漕ぐには、理想的な漕ぎ方なのかもしれません。
千鳥ヶ淵のボート場にでも行った時に、試してみようと思います(笑)
ちなみに、竹籠の舟は、日本書紀にも出てくるので、
竹の良く育つアジアでは古来そんなに珍しいものではないのかもしれません。
ハロン湾はとても静かな海なので、廃れずに残ったものなのでしょう。
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もしかすると、理に適った動力の一つなのでしょうね。
スピードを求める、いわゆる競技と違って~
ゆっくり進むには、これが良い方法なのかもしれませんね。