マハロ船長の航海日誌 Captain MAHALO's Blog

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マハロ船長は
アメリカン・コッカー・スパニエル
の船乗り犬です。
毎日たべものの匂いをたよりに
大海原を航海しています。

 

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2017. 08. 12

航海カヌー「Mo’okiha o Pi’ilani」訪問〜2017ハワイ旅行(26)

IMG_1565.jpg
ホクレアとはハワイ語で「喜びの星」という意味です。hokuは「星」、leaは「喜び」を意味していて、うしかい座の一等星「アークトゥルス(Arcturus)」のことです。
ハワイ諸島(の緯度)ではアークトゥルスは天頂を通る星で、そのことはハワイにとって重要な意味があるのです。
ハワイに人間が来たのは、遥か4,400km南のタヒチ(あるいはマルケサス諸島)からカヌーに乗ってやってきたのですが、太平洋のど真ん中にあるハワイを見つけるのにこの星の存在が重要だったのです。
経度を知るには北極星と南十字星を目印とし、緯度はこの星「ホクレア」を目印とすることによって、タヒチ(やマルケサス諸島)とハワイ諸島間の航海が容易になったのです。
compass_stars.gif
だから、ホクレア(=喜びの星)はハワイアンにとって特別な星なのです。

1900年にハワイはアメリカに併合され、1959年にハワイはアメリカの50番目の州になりました。
しかし、1970年代にハワイ文化の復興運動(ハワイアン・ルネッサンス)が起きてきました。「ハワイ独自の文化を忘れてはならない。」という大きなムーヴメントが起きたのですね。忘れられかけたハワイ語を習うようになったり、俗化したフラダンスから伝統に根ざしたフラが見直され、・・・・・そんななかで、偉大な航海者であった祖先がハワイに渡ってきたときに使用された大型帆走カヌーを復元しようという運動が、ハワイアン・ルネッサンスの象徴的な活動として注目されるようになったのです。
そして復元されたのが「ホクレア号」。
1975年、幾多の苦難を乗り越えて、実現したホクレア号のハワイ/タヒチ間の往復航海はハワイの人々の熱狂的な歓迎を受けました。ホクレア号はハワイアンの誇りでありハワイ文化の象徴なのです。

ディズニー映画「モアナと伝説の海」でも、島民の祖先は立派な航海者であった事がモアナの航海の成功によって再認識される。というのがストーリーのバック・ボーンになっていますよね。「モアナの航海はホクレア号の航海」のようなものなのです。

先日ハワイに居たとき、ハワイでは「Hokulea homecoming」のことが大きなニュースになっていることに気づきました。3年間も世界を周航していたホクレア号が6/17にハワイに帰ってきて、アラモアナのマジックアイランドでセレモニーが行われるということが大々的にニュースとして取りあげられていました。

日本で世界一周したヨットがそんな風に報道されることがあったでしょうか?大きなニュースになるのは遭難したときだけでしょう。

私がハワイを好きになったのは、そんな偉大な航海民族であり、そのことを誇りとし、独自の文化を大切にしている人たちに感銘を受けたからなのです。(続く) ↓

とはいえ、とおりすがりの日本人観光客が、ハワイの航海カヌーの世界に直接触れる機会はそうそうあるわけではなく、今までは偶然見かけたカヌーを写真に収める程度のことしかできませんでした。
しかし、今回マウイ島 にHui O Wa’a Kauluaという組織があり、maalaea harbour(ラハイナとキヘイの中間あたりにある港)に、ホクレア号の姉妹船?のような大型カヌー(Mo’okiha o Pi’ilani)が浮かんでいて、週に一回ボランティア・デーというのがあって、誰でもボランティア活動に参加できるらしいことを知ったのです。
Hui O Wa’a Kauluaへはメールを送ったけれど返信がなく、HPはあまり更新されることがなく、ボランティア活動とは何をするのか、「Everyone’s help is welcomed!」と書いてあるけれど一介の観光客はどうなのか?分からないことだらけでしたが、ともかく現地を訪問することにしたのです。


2017/6/6
ハーバーには2本マストだけが見えました。
DSCF8359_20170729215907abb.jpg

しかし、フェンスがあって入れません。
近づいてみると髭のおじさんがひとりでなにやら作業をしていました。
今日はボランティアデーなのか聞いたら、それは明日だとのこと。(アレ?
我々は日本から来たので、デッキに上がらせてもらって写真だけでも撮らせてもらえまいか?と聞いたらOKとのこと。
DSCF8360.jpg

しかし、このエリアはコーストガードのエリアで、金網で囲まれているので、コーストガードの係官のところに回って、入れてくれと頼むとダメだと申す。
いや、あのおじさんの許可は得ていると伝えたら、係官は髭のおじさんのところに確認に行きました。
その間に、別の係官がやってきて、ここはダメだと申すので、ふたたび同じ説明をしているうちに、先の係官が戻ってきて、ようやく金網を開けてくれました。
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ヤレヤレ。
ようやく近くまで来れました。
DSCF8844_201707292159111a8.jpg

次に船に乗り移ろうとすると、陸側から強い風が吹いていて、ロープで船をたぐりよせようとするがなかなか近づいてくれないのですが、おじさんも協力してくれてようやくデッキに下り立ちました。
DSCF8845_20170729215937b8c.jpg

デッキは狭いわけではありませんが、前後に長く延びています。
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木製の太いマストは何本ものロープで支えられています。
DSCF8848.jpg

ロープの束ね方は西洋式帆船のやり方ですが、
クリートが細いロープでマストに固定されていました。
釘は使わない古式製法で造っているのですね。
DSCF8849_20170729215943263.jpg

マストを支える基部も木製です。
DSCF8850.jpg

おじさんは、この船のクルーで、今日はニス塗りをしているそう。
DSCF8853_2017072922002620c.jpg
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邪魔にならぬよう注意しながら、あちこち写真を撮りました。
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船尾付近にはソーラーシステムも装備されています。
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間近で見るといろいろ気づくこともありました、
舵は3つもあって、ひとつひとつが巨大です。双胴船タイプというのは小回りが利かないので、こんな大きく、かつ3枚も付けているのですね。
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舵柄には彫刻がほどこされています。
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これは左舷側の舵。
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これが中央の舵で、一番大きな舵です。
DSCF8858-1.jpg

ここもロープで固定しています!
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ホンダの50馬力船外機が補機として取り付けられています。
DSCF8859-2.jpg

これは何だか分りますか?
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天然の水洗式トイレです。
ちょっと狭いですね。
dscf8861.jpg

陽が高くなってきました。
マストは2本。形は「映画:モアナと伝説の海」に描かれているのとそっくりです。
・・・いや、映画の方がこのマストにそっくりと言うべきか。
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船のあらゆる部分に太〜細いロープが使われてますねえ。
DSCF8868.jpg

アンカーのストック(横棒)の先にテニスボールが指してあるのは良いアイデアですね。足を引っかけて怪我をすることがなくなるでしょう。
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イスの足を短くしているのも、航海中の安全性確保のためなんでしょうか。
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長いロープがこんがらないようにポリバケツを使ってまとめています。
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長距離航海に備えて、横になれるスペースもあります。
当然、全員分のスペースはありませんから、交代でここにもぐり込んで寝るのでしょうね。
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この部分は相当力のかかる箇所だと思うのですが、やっぱりロープで固縛しています。
DSCF8887.jpg

『こんな原始的な船が大洋を航海できるとは信じられない。』
帆船のことを良く知らない人はそういういうことを口にしますが、私はそう思いません。非常に完成度の高い船であり、古代のポリネシア人がこれだけの船を造り、操っていたことに感動を覚えます。
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ともかく、ハワイアンが大型航海カヌーにかけるなみなみならぬ情熱に、彼らが真の海洋民族であることを認識しなおしました。
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ニス塗りが一段落した髭のおじさん(名前はピーターさんというそうです。)は、日本に来たこともあるそうで、鎌倉や京都を観光したそうです。
2007年にホクレア号が日本にやってきたときの話になると、そのときのクルーもこの船のクルーになっていることを教えてくれました。
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ところで、この日のやり取りは当然英語なのですが、不得意なはずの英語をマハロパパがしゃべっているので、
マハロママに『普段のちょっとした買い物の時も私に喋らせるのに、船のことになるとしゃべれるのね!』と皮肉られてしまいました。
要は「ヤル気の問題」なのかもしれません。
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やる気いっぱいのマハロパパです(笑)


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byマハロパパ
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No Subject

興味があるものは、例え喋られなくても~
コミュニケーションをとりたいと、ハートさえあれば・・・・
ジェスチャーだけでも、伝わっちゃうんでしょうね。
逆にそこには、言葉よりも大きなものがあったり!?

ホノムボーイさんへ

普通の人には興味ないかもしれませんが、私にはとても興味ありますので、火事場の馬鹿力が発揮できました。

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